ジャンプ感想[21・22合併号]

 今号の個人的ベスト3


  1 ワンピース
  2 リリエンタール
  3 保健室

ワンピース

 ルフィにメロメロなハンコックが面白いです。ニョン婆に対して尊大なのもいいですね。それに対抗してしまうニョン婆もまた。会話のテンポがいいので見ていて楽しいです。
 これから少年編が始まるわけですが、面白いのでしょうか。全盛期のガープなど、主要キャラクターの過去が語られると面白そうですね。こんなにすごい奴だったのか、みたいな。あるいは、キャラクター間の隠れたつながりが明らかになったりとか。
 ルフィとエースの冒険譚(助け合って絆が生まれるなど)だけでは食い足りない気がしますので、こういった形で盛り上がることを期待してます。

リリエンタール

 素晴らしいですね。一つ一つのコマに味わいがあって、最高です。


 とりあえず、ライトニング・光彦とカナリーナが出てきて大満足。ライトニング・光彦は相変わらずかっこいいですし、カナリーナは相変わらずかわいいですし、いうことがありません。カナリーナは悪い魔女のようでいて、ライトニング・光彦のような好青年をきちんと好きになっているところが面白いです。極端にシャイなところもまた…。お付きもいい味出してますし、絶妙ですね。
 ライトニング・光彦やカナリーナの能力が、ボスの力に対抗しうるだけのものであることにも驚きです。ファンタジーと科学(?)という、決して交わらないであろう存在が戦っている様は、えもいわれぬものがありますね。かみ合ってないようで、かみ合っているというか。うまく言語化できないのですが…。
 ゴム蔵が復活したのも素直にうれしいです。こういう、普通に喜ぶべきところを苦もなく喜ぶことができるのは、けっこう貴重だと思います。こち亀の適当な感動回などでは、こうはいきませんからね。細やかに作り込まれていることがありありと伝わってきます。


 てつことリリエンタールの再会にも感動。普段リリエンタールに冷たいてつこが、リリエンタールの帰還を本当に喜んでいるのが泣けます。かける言葉も暖かいですしね。心身ともに癒されます。


 これが打ち切られてしまうのでしょうか。何かの間違いであって欲しいです。

保健室

 僕はハデス先生と三途川先生とアシタバくんが好きなのですが、彼らが勢揃いでとても満足でした。


 冒頭では、三途川先生の車にコメントをつけるハデス先生に対し、三途川先生の反論が炸裂。ぐうの音も出ない畳みかけるような反論に脱帽です。僕がハデス先生の立場でも何も言い返せません。


 車内に隠れていたアシタバくんが登場。ハデス先生の様子がおかしいことに気づき、心配してついてきてしまったようです。アシタバくんのこういうところは本当に好感度が高いですね。藤くんのようにイケメンだったりするわけではなく、取り立てて取り柄もないのですが、こういう優しさは誰にでも持てるわけではないので(藤くんではよほど切羽詰まってないと不可能でしょう。ハデス先生が死にそうなときとか)、もっと評価されていいなと思います。


 鈍さんに病魔を取り除いてもらいました。かなり大がかりな施術でしたが、普通はこんなものなのだそうです。ハデス先生の異常さが際だつ形で、面白いですね。僕はハデス先生の方法が普通かなと思ってたので、なかなか興味深かったです。
 ハデス先生は、黒髪でいきいきしているときは普通にイケメンなのに、なぜわざわざ病魔を体内に飼っているのでしょうか。最近は、ハデス先生縁の人物も増えてきましたので、そろそろハデス先生の過去が語られるころなのかもしれませんね。