TKC模試

 TKC模試を受けてきました。

会場の様子

 会場は「マイドームおおさか」でした。
 阪急から地下鉄堺筋線に乗り継ぎ、「堺筋本町」を下車して徒歩7分のところにあります。所要時間は、Door to Door で1時間20分ほどです。これなら十分通うことができますので、ホテルをとるのはやめることにしました。車内ではずっと座っていられますから、勉強をするにも不便はありません。


 「マイドームおおさか」は、とてもきれいな建物です。3階の大広間が試験会場でした。一つの机を二人で使います。僕は受験生のうち、後ろから数えて3番目だったこともあって、隣には誰もいませんでした。そのため、本番で隣に人が座った場合に、どのような状態になるのかはわかりませんでした。もっとも、机はそれなりに頑丈そうでしたし、特に不安を感じるものではないと思います。椅子は単なるパイプ椅子ですが、クッション部分が破れてしまうようなひどい椅子ではなく、座り心地はそれなりによかったです。ことさらクッションが必要になるような物ではないと思います。
 トイレは一度に10人くらい入れますので、試験中はもちろん、休憩時間でも特に待たされることなく利用することができそうです。

試験内容

 相変わらず難しかったです。僕は、特に公法系がふるいませんでした。細かい条文、判例知識が問われていますので、地道なインプットが欠かせないようです。暗澹とした気分になりますが、判例六法、百選の読み込みを今後も続けていかなければなりません。平均点にもよりますが、明らかに択一知識が不足しています。


 小手先の技術としては、「悩みすぎない」ようにしなければならないと感じました。どの選択肢も、疑り深く検討すれば、正誤どちらにも見えてくるものです。そうすると、解答するのに時間がかかりますし、何より正否の判断をすることが困難になります。また、わかったようなわからないような気分になるので、その後の解答にもメンタル面で差し支えます。
 不安にはなりますが、基本的に最初に下した判断を信じるようにして、キビキビ解答すべきなのだと思います。刑事系では、このように意識して解答してみたところ、他の科目よりは点数がよくなりました。刑事系だけ知識が定着しているということなのかもしれませんが…。


 あとは、時間が足りません。特に民事系で顕著です。試しに試験時間中にトイレに行ってみましたが、見事に時間が足りなくなりました。本番では予めトイレに行っておいて、試験時間中はずっとテストに集中しなければならないようです。逆に、公法系などは時間が余りがちなので、途中でトイレに行って気分転換をするのもありかもしれません。
 マークシートにしても、ある程度まとめてマークするようにした方が、時間の節約になります。一科目解き終わったらマーク、というような形がベストでしょうか。全部を解き終わってからだと、時間切れでマークできないという最悪の事態が生じかねないので。

試験後

 試験後は、疲労困憊していました。帰りの車内で、翌日の勉強をするのは難しそうですね。本番はもっと疲れるでしょうから、なおさらです。次の日は論文試験ですし、もっと疲れるのでしょうね。中日に勉強するのは難しいかもしれません。


 総じて、この模試を受けておいてよかったと思います。会場へのアクセスの実際を確認することができましたし、試験の雰囲気もそれなりに感じることができました。これらは、論文試験を受けることでより完全なものになるのでしょうが、いかんせんこれ以上勉強時間を割くのは怖くもあります。この程度でとどめておいて、唯一解とは言わないまでも、それなりにありうる選択だと思います。