LS入試考察―民法編
今日もずっと刑事訴訟実務の勉強をしてました。徐々につまらなくなってきたので、勉強が苦痛になりつつあります。
民法編
Sy先生、St先生、Yk先生、Yy先生、M先生、Ym先生がいます。
Sy先生は、教育熱心です。生徒に対してかなり厳しい言葉をぶつけてきますが、同じくらいほめます。生徒の民法に対する理解を深めさせることにかなりの関心を抱いています。
あとは予備校嫌いで有名です。民法に関しては、予備校本は徹底的に控えた方がいいかもしれません。特に、論証の切り貼りはもっとも嫌われるので、避けるのが無難です。あとは「判例同旨」もNG。判例を引き合いに出すとしても、判例であることのみを理由として規範を展開すると減点は免れません。民法理論の基礎的な理解を重視されますので、条文と趣旨から規範を導くスタンスが重要だと思います。判例を判例と明示して紹介することは、不要といってもいいくらいかもしれません。
St先生は、あまりうちの民法の先生らしくありません。Sy先生、Ky先生が民法学会では非常に有名ですが、彼らのいうことをそれほど評価していないような印象さえ受けます。学会の重鎮である内田先生の存在を尊重しており、とりあえず内田先生の言っていることを理解してから他の民法理論を学ぶべきだという持論を展開したことも。とはいえ、民法理論を重視されることは同様ですので、民法の基礎的な理解を示すことが重要だと思います。
Yk先生は、ある意味一番厳しいかもしれません。口汚くなりますが、バカに対して相当容赦ないところがあり、僕も授業を受けていて気が気じゃありませんでした。基礎的なことを正確に理解して、それを答案に示すことにのみ専念するのがいいと思います。
Yy先生は、空気です。
M先生は、年齢的に一番偉い地位にいるのですが、どうも軽視されているような印象を受けます。授業はわかりやすいときもあれば、混乱するときもあり、評価をすることが難しいです。条文を中心とした基礎的な理解を重視され、応用的な分野は問題意識を共有できれば十分、といった程度のスタンスです。
Ym先生は謎です。
うちの大学は民法の発言力が明らかに大きいので、入試の際も民法には特に気を使った方がいいでしょう。内部生なら、授業の復習をひたすらするのがもっとも効果的だと思います。外部生の場合、基本書をひたすら読み込みましょう。有名な先生の教科書であれば、上記の教授陣が執筆した基本書でなくとも問題はありません(特定の説を採用しなければ合格しない、という雰囲気ではないです)。
とはいえ、LS入学後は上記の教授陣執筆の基本書が教科書指定されますし、LS入試の段階で購入しておいて損はないです。内容もわかりやすいので、メインの教科書にしてもなんら問題はないでしょう。
総則、物権(担保物権を除く)はSt先生の教科書、担保物権は適当(道垣内先生とか)、債権総論、債権各論はSy先生の教科書、家族法は適当(アルマなどでサラッと学ぶ程度で十分)でいいと思います。なお、荒技として、Sy先生の入門民法を使って全範囲を押さえるという方法もあります。ただし非常に簡素なので、わからないところは太い教科書に立ち戻りましょう。
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