LS入試考察―行政法編

 今日はひたすら刑事訴訟実務の勉強をしてました。テスト対策に取り組むにあたり、情報の一元化を行うのですが、パソコンで編集するかレジュメに書き込む形でまとめるかで結構悩みました。この科目はレジュメがしっかりしているので。
 結局レジュメに書き込む形で落ち着きました。実際にペンを使って書き込むことで、ペンを使った記述に慣らすことができ、テストでも疲れづらくなるかなという思惑もあります。

行政法

 T先生とO先生とH先生がいます。
 T先生はケースブックの編者であるなど、行政法学会ではけっこう名の通った先生です。授業はというと、かなり適当なときもあれば、けっこうわかりやすく解説してくれるときもあり、いまいちつかみきれません。事案を含め、判例の理解をかなり重視されます。
 O先生は、熱心です。レジュメの枚数が驚くほど多く、あまりの情報量に圧倒されてしまいます。学部の試験では一貫して処分性についての問題を出題しているようです。
 H先生は一番の若手です。レジュメがわかりやすいと評判です。


 LS入試を見たところ、行政救済法については出題されていないようです(昨年度は事例問題でしたが、当事者訴訟なのでやはり救済法プロパーとはいえないと思います)。LS未修者の授業では行政作用法しか扱わないので、そこにレベルを合わせているのでしょう。
 行政法では判例がとにかく大切ですので、憲法同様、基本書と判例を読み込むのが一番の近道だと思います。行政法の教科書はたくさんありますが、宇賀先生の本は読み込むのが結構大変ですので、櫻井先生と橋本先生が共著で出版されている、行政法の教科書を使うのもいいです。コンパクトにまとまっているので、全体像をつかみやすいのがいいですね。
 判例集は百選か、ケースブックを購入しましょう。ケースブックは今のところ改訂の予定はないそうなので、購入しておけばLSに入学してからも使うことができます。書籍代を浮かすことができるのでお勧めですね。
 また、各章の冒頭に判例の簡単な整理がされており、これがなかなか使えます。判例の引用、個別法規の引用も丁寧なので、百選と迷うならこちらでいいと思います。


行政法

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ケースブック行政法 第3版 (弘文堂ケースブックシリーズ)

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