究極シリーズ

 木山先生の本を衝動買いしました。


 日々の勉強をより効率的なものにしたり、読みやすい答案を安定的に作成できるようになればいいなと思って買いましたが、正直買うほどのことはなかったかな、という感じです。10分くらいで読み終わるので、立ち読みで済ませても何の問題もありません。
 一文が短い上、文が終わるごとに改行するので、分量があるように見えて中身はスカスカです。木山先生は「詩文のようだと言われる」と作中で仰ってますが、これは少しきれいな言葉を使いすぎで、正確には何も考えず機械的に改行を繰り返しているだけです。司法試験の答案だって、一文を書き終わる度に改行するようなことはありません。これでは、段落という概念の存在意義が消滅してしまいます。


 得るところはそれなりにある本でしたが、値段に見合った価値があるかと言われると、疑問符がつくところです。


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