成績詳細

(成績は、A+、A、B、C、D、F(不可)の6段階評価)


①商法の基礎:B
第1問は会社法からの出題で、会社役員の第三者責任が中心となる問題でした。これは判例も読んでいたのでまずまず書くことができました。
第2問は手形の制度趣旨を論じるものでした。手形はあまり手をつけられていなかったので、けっこうかわいそうな答案になってしまいましたね><
Bが妥当な評価だと思います。


②財産法の基礎2:B
第1問は債権総論の小問集合問題で、こちらはほとんど解くことができました。
第2問は契約・不法行為が中心となる事例問題で、こちらは処理すべき情報が多く、大混乱してしまいました。
Bが妥当だと思います。


民事訴訟法の基礎:A
一行問題が5問出るのですが、そのうち3問はあらかじめ与えられた練習問題から出題されるとのことでしたので、事前に答案を作って試験に臨みました。それらはほぼ文句なしの出来でした。
あとの2問は新問ですが、こっちもまずまず書けたので、評価は妥当なんじゃないかと思います。


④人権の基礎理論:B
議員定数不均衡の51年判決はしっかり把握できていたのですが、平成11年判決にまでは手が回っていませんでした。百選に掲載されていないので、完全に盲点でした。
集会の自由についての事例問題は、特に問題なく人権パターンで書けたと思います。そういう没個性な内容が教授のカンにさわった可能性もあります。
Bが妥当な評価だと思います。


行政法の基礎:B
第1問は、教授があらかじめ問題を教えてくれたのに加え、教授が主催した答練での学生の優秀答案も配ってくれましたので、これを丸写ししました。
第2問は事例問題で、まずまず書けたと思ったのですが、あまり評価されなかったみたいです。
丸写しがいけなかったんでしょうか。


⑥刑法の基礎:A
第1問は一行問題で、誤想過剰防衛か中止犯を論じる問題でした(選択できる)。いまいち一行問題の書き方がわからず苦労しましたが、必要な論点は網羅的に書くことができました。
第2問は強姦の事例か名誉毀損の事例を論じる問題でした(やはり選択できる)。名誉毀損の方が明らかに単純な問題だったので、脇目もふらずそちらに取り組んだのですが、どうも名誉毀損は少数派だったようです。
名誉毀損は説の対立を論じるとなると、とたんに難しくなりますが、事例問題では自説を展開すればたりるとのことでしたので、さほど難解な問題ではありませんでした。名誉毀損と聞いて、とっさにアレルギーが出た人が多かったのかもしれません。
事例問題では触れるべき論点には触れたので、評価は妥当だと思います。



こういうわけで、後期の試験はつつがなく終了することが出来ました。
しかし、B評価が多すぎるのは困りものです。2年後の本番では、論点を網羅した完璧な答案を書かなければいけません。B評価というのは、「ある程度書いてはいるけど漏れがあるね」という評価なので、これでは本番を戦い抜くのは苦しいところがあります。
勉強時間の増加で対応するしかないですが、これがなかなか出来ないのが困りものなんですよね。ゼミをもっと頻繁に開いてやる気を引き出したいです><