【PSP】ペルソナ攻略覚書その1

ページの趣旨

  PSP版ペルソナの攻略に役立つかもしれない情報・覚書を記録します。

  例によって,データの正確性を保証できるものではありません。攻略情報としては,おそらく「ペルソナ攻略通信」様が最も充実しています。まずはこちらを熟読されることを強くお勧めします。

魔法が強い世界

 1 お手軽に全体攻撃が可能

  全体攻撃を活用しないと,敵アクマを1匹ずつ倒さなくてはならなくなり,雑魚戦が長期化します。

  本作は敵味方問わず,攻撃側が非常に有利です。戦闘が長期化すると,敵アクマから危険な攻撃を浴びせかけられ,窮地に追い込まれる可能性があります。全体魔法を活用して,できるだけ速く敵アクマを全滅させることが重要です。

  また,本作はエンカウント率がとても高いです。マップも複雑ですので,雑魚戦を迅速に処理しないと,なかなかストーリーが前に進まず,どんどんストレスが溜まってしまいます。全体魔法を活用して,素早く敵アクマを全滅させるべきです。

  なお,全体攻撃が可能な物理攻撃はほとんどありません。ペルソナ作成時は,作成後のペルソナに全体魔法が備わっているかどうかをまず第一に考えるべきです。

  単体魔法の魅力は非常に低いですので,アギダインを継承させるくらいならマハラギオンを継承させた方が活躍できます。


 2 大きなダメージを与えられる
  原則として,魔法攻撃の方が手軽に大きなダメージを与えられます。 
  BOSS戦などでは,タルカジャ×2→物理攻撃の方が効率的にダメージを与えられることもあります。

耐性が重要

 1 雑魚はそれなりに強い
  序盤はそうでもありませんが,物語の中盤から終盤にかけて,敵アクマも段々強くなっていきます。

  よくある全滅パターンとしては,
    1 全体魔法を連発された 
    2 マハムド・マハンマを連発された
    3 ステータス異常を引き起こされて行動不能になった
  このあたりだと思います。ペルソナの耐性を意識して,これらにきちんと対処しておかないと,突発的に全滅してしまうことになりかねません。

  PSP版ではアガスティアが増えたので,全滅は以前ほど驚異ではありません。しかし,全滅を繰り返すとテンポも悪いですし,やはり一番防ぎたい事態であることに変わりはありません。


 2 BOSSもそれなりに強い
  BOSSはわりと強烈な攻撃を仕掛けてきます。耐性をきちんとしておかないと,BOSSを攻略できず手詰まりになってしまうおそれがあります。

潜在復活

 1 概要
  2枚目のスペルカードに邪龍・凶鳥・妖獣・邪鬼・幽鬼・悪霊・屍鬼・外道のいずれかを選択し,新月に合体すれば,作成されたペルソナに「潜在復活」という能力がつきます。

  潜在復活を持つペルソナを相性最高のキャラクターが降魔し,そのまま戦闘で瀕死状態になると,25%の確率で潜在復活が発動します(ただし,攻撃を反射されて瀕死状態になっても発動しません。また,エナジードレイン(ハンマ・ムド)によるターン終了時のダメージによって瀕死状態になった場合も発動しないようです)。すると,キャラクターが全快した状態で復活するとともに,潜在復活を発動したペルソナのペルソナランクが1に戻ります。ただし,それまでに成長した能力値は失いません。その後は,改めてペルソナを育成することができるため,潜在復活を繰り返せば何度もペルソナの能力値を上げることができます。


 2 利用価値
  利用価値は非常に高いです。

  耐性やスキル,消費SPの低さは魅力的だが,低レベルで初期ステータスが低く使いづらいペルソナも,潜在復活を繰り返すことで成長し,最後まで使い続けることができます。

  典型例は夜魔リリムです。凄まじい耐性を持つペルソナですが,低レベルなので魔法攻撃などのパラメータはパッとしません(それでも最後まで使われたりしますが…)。しかし,成長タイプが「早熟」であり,全ステータスが成長するので,潜在復活を繰り返せば全ステータスを99(魔法攻撃・魔法防御については999)にすることも可能です。そこまでしなくても,何度か潜在復活を繰り返すだけで,相当強力なペルソナになります。

  終盤になると,敵アクマやBOSSの攻撃が激しくなってくるので,耐性がとても重要になってきます。夜魔リリムのような優れた耐性を持つペルソナは貴重なので,潜在復活を繰り返す価値は十分あります。


 3 注意点
  ペルソナにはそれぞれ成長タイプがあります。成長タイプによって,成長するステータスの項目・数値が異なります。ですので,いくら潜在復活を繰り返しても,ペルソナによっては特定のステータスが全く上昇しないこともあります。

  中でも注意すべきステータスは,魔法攻撃・魔法防御です。これらの数値を上昇させ,全体魔法の攻撃力アップ及び魔法耐性アップを図ることこそが,潜在復活の最も重要な目的です。ですので,これらが全く上昇しない,または魔法防御しか上昇しないペルソナは,基本的に潜在復活には向きません。潜在復活付与を検討する際は,ペルソナの成長タイプに特に気をつけるべきです。


 4 根気
  潜在復活を発動させるには,瀕死状態になる必要があります。
  これは結構たいへんです。多くの場合,耐性に優れたペルソナの潜在復活を目指すことになるため,敵アクマの攻撃でなかなか瀕死状態になってくれません。また,キャラクターのレベルが上がったり,ペルソナの能力値が向上していると,そもそも相手の攻撃が当たらず,やはり瀕死状態になることが難しくなります。

  鬼女に対してメギドラオンを使うなどして反射ダメージで瀕死状態になり,そのまま復活させずに戦闘を終えて,HPを1にしてから次の戦闘に臨む,というのが最も簡単なやり方でしょうか。もちろん防具は全て取り外します。それでも,潜在復活の発動確率は25%ですので,なかなか潜在復活が発生しないこともあります。こういう時は根気で対処するしかないのがつらいところです。

  もっとも,見返りは大きいです。潜在復活にトライする価値は十分にあります。

タルカジャ・マカカジャ

 1 絶大な効果
  それぞれ物理攻撃力,魔法攻撃力を飛躍的に増大させます。2度まで重ねがけが可能です。

  ダメージが目に見えて変わるので,特にBOSS戦で非常に役立つスキルです。このためだけにペルソナを作成するのもアリです。

  ラクカジャもまずまず使えます。スクカジャは,イマイチ効果を実感できません。わざわざ継承させる必要はないと思います。


 2 所持ペルソナは稀少
  ネックなのは,所持ペルソナが稀少であることです。
  タルカジャは,鬼神ヤマ,大天使アズラエル龍王オトヒメ,大天使ミカエル,軍神パラスアテナのみが所持。
  鬼神ヤマは,全ステータスが成長するので潜在復活に向くほか,耐性も優れているので使いやすいです。

  大天使アズラエルは魔法攻撃・魔法防御こそ成長しませんが,耐性が優秀であるほか,所持スキルもそれなりに優れているので,中盤から終盤にかけて活躍できます。

  龍王オトヒメは,耐性が貧弱なのがネック。

  大天使ミカエルは全ステータスが成長するので潜在復活に向くほか,耐性・所持スキル・消費SPともに非常に優れているため,エリーを選択したのなら迷わず降魔すべきペルソナです。

  軍神パラスアテナはレベルが非常に高いので,それなりにやりこむ人でなければ作成が難しいのがネックですね。


  マカカジャは,鬼神アイゼンミョウオウ,民霊テンジクトクベイ,神獣ゲンブのみが所持。

  鬼神アイゼンミョウオウは,全ステータスが成長するので潜在復活に向くほか,耐性・所持スキル・消費SPともに優秀なので,なんじょうくんを選択しているのなら育成を検討すべき優れたペルソナです。もっとも,初期状態では潜在復活を備えていませんので,ペルソナを一度帰還させてから新たに合体を行って,潜在復活を付与しなければなりません。
  民霊テンジクトクベイは,魔法攻撃こそ成長しないものの,魔法防御は成長しますし,耐性・消費SPともに優秀なので,マカカジャ専用機と割り切って使うのもアリです(半月の石版を使ってメディアラハンを継承させるとベター)。ただし民霊なので,作成が困難なのが最大のネック。

  神獣ゲンブは全ステータスが成長するので潜在復活による育成が強力ですが,耐性が貧弱なので普段使いするには勇気がいります。

  なお,タルカジャ・マカカジャの両方を所持しているペルソナはいません。


 3 合体による継承は困難
  所持ペルソナが希少でも,魔法継承できれば問題はありません。

  しかし,カジャ系魔法を所持する敵アクマは魔獣系に限られ,さらに合体表の都合上,魔獣から魔法継承するには潜在復活付与を諦めなければなりません

  潜在復活付与を諦めれば,カジャ系魔法を継承させるのは可能ですが,それも幻魔・女神・魔神・破壊神・聖獣に限られます。女神を除いて耐性に不安があるのが難点です。

  女神にしても,タルカジャについては大天使アズラエルでも降魔すれば済むことではあります。

  マカカジャについては所持ペルソナがさらに限られるため,女神への継承は一考の余地がありますが,マカカジャは魔獣ドゥンしか所持していないため,終盤までスペルカードを得ることができず不便であるほか,鬼神アイゼンミョウオウ民霊テンジクトクベイがそれなりに優秀であることもあり,女神への継承にこだわるインセンティブは小さくならざるを得ません。

  なお,満傷合体を繰り返せば,潜在復活を付与しつつさらにカジャ系魔法を継承させることもできますが,確率が低いうえ魔法継承の確認が大変なので,お勧めできません。