可視化

朝:食パン、目玉焼き、バナナ、ヨーグルト、ジュース
昼:天ぷらうどん
夜:鯖の味噌煮定食


 ずーっと起案をして一日が終わりました。明日は新たにもう一通、起案を提出します。 

検察改革案を法相に提言 在り方検討会議

 取調べの可視化によって、事件処理が難しくなるというのは、その通りだと思います。調書の内容が有罪立証をするには不十分になり、結果として、検察が起訴に踏み切れなくなるからです。


 というわけで、可視化によって「嫌疑不十分」を理由とした起訴猶予処分が激増することが予想されますが、問題は「それでいいのか」ということです。冤罪は確実に減ると思いますが、犯罪を犯した人間をきちんと捕捉し、刑罰を科すことができなければ、犯罪の一般予防、特別予防ともに不十分になる可能性があります。これはこれで厄介ですよね。
 もっとも、冤罪の憂き目にあう可能性は誰にでもあるので、可視化のメリットも大きいです。


 どちらがいいのかはよくわかりません。可視化によって即座にその功罪が明らかになるという性質のものでもありませんので、社会実験をするにも長期化は避けられず、現実的な方策とは考えられません。難しい問題です。
 個人的には、冤罪になったら特にやばい事件、すなわち殺人や強盗、放火などの重大犯罪や、強姦や痴漢などの性犯罪などについて、まずは限定的に可視化を導入してみればいいんじゃないかと思います。