一種採用の善し悪し

 ずっとパソコンの画面を見ていると、気持ち悪くなってきますね。


 さて国一ですが、二次試験は受けます。しかし官庁訪問はどうでしょうか。実は大学OBの方に一種採用の実情を伺ったのですが、かなり厳しい職場のようです。予想はしていましたが、その予想から外れないという事実がわかったというのは大きいです。
 仕事の内容も、かなり人を選びそうです。激務であるにも関わらず、国政の根幹に関わっているという実感は必ずしも大きくはないようですので、本当に国のために自分の人生を捧げたい人、あるいはダイナミズムを実感できるような役職に就くことができるまで(これも確実なものではないようですが…)、下積みを重ねることができる人でないと、とても続けられない仕事だと思います。
 このような環境の中で、毎日激務を継続している官僚の方々は、本当に尊敬すべき存在ですね。官僚叩きをしているマスコミは、おまんまのタネとはいえ、もう少し自重すべきではないでしょうか。


 …という話を聞かされると、実際のところ尻込みしてしまいますね。僕には国政というものに対してそこまでの使命感があるわけではないので…。むしろ、自分の人生は自分のためにあるのであって、社会のためにあるんじゃないなどとやや傲慢ともいえる考えを持っていますので、僕のパーソナリティとは正反対の職場のような気すらします。
 自分のポリシーに一致する限りにおいて人助けはしたいですが、人助けを強要される環境に身を置いてやっていける自信はないです。法曹と一種採用では、この点がかなり異なるようなので、選択肢としてひとくくりに考えてはならないなと痛感しました。


 というわけで、現在のところは、二次試験を受けてこれをなんとか突破し、官庁訪問の資格(これは3年間有効です)だけを獲得し、どうにもならなくなった場合の最後のチャンスとして置いておこうかなと思ってます。もちろん、官庁訪問で不採用ということも十分考えられるので、保険として完璧なわけではありません。しかし、現状の意識でもしも一種採用に至ったとしても、それはそれでかなり失礼な気もしますし、人生設計としてもいろいろ後悔しそうなので、これくらいの位置づけが現状の選択としては最適かなと考えています。